岳設計工房 BLOG

栃木県佐野市で活動する設計事務所

塗装と色の力

2009/11/15
監理・現場の様子
格子の塗装様子です・・・。

塗装

本建物は、既製建具と造作建具、家具などなど、素材の種類が増える方向になりました。

「シート」
「数種の木材」
「メラミン化粧板」
　・・・etc

使用している素材が変わる為、仕上の「素材感」や「色」の種類が沢山出てしまいます。
どうしても、その「雑多」な表現を避けたかったのですね、デザインや色が一定の方向性を表現してくると、全体的にまとまりが出てくる。。。そんなデザインにしたかった。。。

内観　２階から　内観

その「雑多」な表現を解消してくれたのが、今回はきっと「色」が貢献してくれたのだと感じています。
この統一された色・・・が、店舗の雰囲気をひとつの方向へ導いていくのです。

設計当初から「高級感よりも、やわらかさ」を重要視し、男性的よりも女性的なやさしさをどこかに感じるようにしたかった。
それが、強い表現でなく、全体として感じ得る程度のもの。
さらりとした空間の中に、「木」の色が映えてくれた。　本当に良かったと思う。

　家具完了　塗装完了

今流行のウォールナットなどの重い色の表現は避けるべきだったし、クリアな黄色の木の色はサッパリとし過ぎて味気ない配色になる感じがしていた。
実は・・・・タネアカシすると「赤」や「橙色」というような、「暖色系」に統一されているのです！！！
屋根がオレンジ色だったでしょ～（＾＾）

訪れた人達が、「やわらかい空間」と感じてくれるように願っております。

施工：協伸建設

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一級建築士 関口岳志

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第８回 佐野市水と緑と万葉のまち景観賞
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Tree Re-hair

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